ヘルニアは手術をしないと治らないと思っていませんか?
CTやMRIでヘルニアがあるから腰痛や神経痛があるわけではない
実は、
腰痛のない方の76%がヘルニア持ちという研究論文があることをご存知ですか?
Spine(Phila Pa 1976)。1995 Dec 15; 20(24)
これは国際腰椎学会でその年のVOLVO賞(腰痛界のノーベル賞)を獲得した研究論文です。
この研究が世にでるまではヘルニアがあるから腰痛・痺れが生じているという考えが主流でした。しかしフタを開けてみると腰痛のない健常な人の76%がヘルニアを持っていることがわかりました。
つまりヘルニアがあなたの腰痛や痺れの原因であると必ずしも言えなくなったということです。
その後も研究が続き、現在ではヘルニアが原因で起こる腰痛や痺れは3%程度と言われています。
果たして
あなたのヘルニアには手術は必要でしょうか?
手術は保存療法よりも有効とは言えない
ヘルニアはじめとする腰の手術の効果は短期間においては一部論文でわずかに有用性を示しているものもありますが、長期的な有用性は報告がなく保存療法(リハビリ等)と変わらないという報告がほとんどです。
Spine(Phila Pa 1976)。 1983 Mar; 8(2)
つまり、現状では手術の効果は短期的で長期的には保存療法と変わらないということです。
※ここでのリハビリとは海外でのリハビリであり、日本で行われているリハビリではない。残念ですが日本と海外ではリハビリの実力は同等でない可能性があります。
リスク
リスクに関してですが、結論からいうと手術も当院の施術もリスクはゼロではありません。
手術・一般的な整体・当院のリスクを簡単に説明します。
手術であれば、皮膚・筋肉・靭帯・関節包などの正常な組織を切開するので治癒後もその部位は動きが悪くなりやすい。感染のリスク、神経を傷つけるリスク。ヘルニアは完全に除去したのに症状が改善しないなど
一般的な整体であれば、関節調整やマッサージなどの物理的な刺激を与えていくので過度の負荷による炎症やストレスなどがあります。
当院の施術:やはり物理的な負荷をかけることには一般的な整体と変わりがありませんが、セルフエクササイズを中心に調整していくので、一般的な整体と比較すると施術者のミスによる力のかけすぎ等のリスクがかなり低くなっています。
費用の対比
内視鏡手術だと保険が適用して25万円から30万円が費用の相場です。
しかも入院中は仕事を休職しなければならないので金額的な損失はまだ大きいと思います。
どんなヘルニア治療を選びますか?
今までお伝えしたようにヘルニアの治療方法は大きく分けて手術療法と保存療法があります。
どちらも良さがあります。手術を否定する気もありません。中には手術が最適な方もいることは確かです。
しかし、手術は後戻りができません。
もしあなたが、