腰痛の心理的原因メカニズム
心的要因
昔から
「病は気から」と言われていますが、
腰痛においてもどうやら心理的な問題が大きく関係しているようです!
昔から
「病は気から」と言われていますが、
腰痛においてもどうやら心理的な問題が大きく関係しているようです!
日本整形外科学会と日本腰痛学会によって監修された『腰痛診療ガイドライン2012』でも
「腰痛の発症と遷延には心理社会的因子が関与」
「腰痛に精神的要因、特にうつ状態が関与」
と明記されています。
会社や家庭でストレスがかかると交感神経が優位(興奮・緊張・戦闘状態)になります。
交感神経が優位になることで全身の筋肉の緊張が高まった状態となり、それに伴い血管も収縮(狭まる)した状態となります。
こうした状態は短時間であればさほど問題にならないのですが、長時間続くことで血流不全の状態となり細胞の酸素栄養の不足や疼痛物質の排出がうまく行えず腰痛などの痛みを引き起こしてしまう可能性があります。
また
うつ状態になると姿勢は猫背気味になり、呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸が浅くなると、それに伴い全身の循環が悪くなり全身の細胞に酸素や栄養が届きにくくなります。
十分な栄養と酸素が配給されないばかりではなく、疼痛誘発物質などの老廃物が流されないため、さらに痛みを助長したり慢性化しやすくなります。
さらに
循環不全や姿勢の乱れは、全身の筋肉に影響します。筋肉は常に緊張した状態(リラックスできない)となり、新たなコリや痛みを発生、または助長してします。
循環不全や姿勢の乱れは、全身の筋肉に影響します。筋肉は常に緊張した状態(リラックスできない)となり、新たなコリや痛みを発生、または助長してします。
さらに加えて
うつ状態は、痛みに対して抑制的に働いてくれる神経伝達物質である脳内セロトニンが不足してしまう状態を招くといわれています。
セロトニンが不足すると脳で痛みの処理がうまく行えず、痛みに対して敏感になってしまったり、痛みを慢性化させやすくなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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